家づくり、突っ走る前に これだけはおさえたい!
リフォームや新築をする際、勢いにまかせて突っ走ってしまっては後悔することになりかねません。 満足できる家づくりのためには、最初が肝心。
はやる気持ちをぐっと抑えて、いま一度、計画を見つめなおしてみましょう。
なぜリフォームや新築をす るのか、目的をはっきりさせる
理由やきっかけはいろいろあるでしょうが、最終的な“目的”といえば、やはり「生活の質を高めること」にあります。 そこに住む自分の家族にとって、どうすることが生活の質を高めることになるかをつねに基準にしていけば、考えの軸がぶれることはありません。
資金計画をきちんと詰める
「少しきついけどなんとかなるだろう」と見切り発車したり、途中で気が大きくなって計画以外のことをやってしまうと、快適な住まいが完成しても、経済的な面で気持ちが晴れないということに なってしまいます。
いくつかの候補から、業者を選ぶ
少しでも不安を感じたら確認し、疑問をすべてつぶしてから契約を交わすべきです。 そうするためには、いくつかの候補を見つけ、 最も信頼できるところを選んでいけば、納得できる業者にめぐりあうことができます。
どこまで無料かをはっきりさせる
業者選びの段階で、
複数の会社に見積りやプランを依頼して 比較することもあります。その際、見積りやプランがどこまでなら無料かを最初に確かめておきます。そうすれば、思わぬ出費が避けられます。
施主支給をするなら、契約前に伝え、 了解を得る
施主支給を考えている場合、契約前に建築会社 (リフォーム会社、工務店)に了解を得ておくことが大前提です。なぜなら、建築会社との良好な関係なくして 良い住まいは建たないからです。 契約後に施主支給したいという希望を伝えても、建築会社に受け入れられないケースが多くあります。万が一、施主支給を受け入れてもらえない場合は、弊社のように建築会社を紹介するサービスをご利用になる方法もあります。
希望の商品を見つけたら、実物を見て確認する
施主支給の了解が得られたら、商品選びを勧めます。 これと思う商品を見つけたら、すぐに購入するのではなく、必ず実物を見て、触れて、確認します。
インターネットやカタログでは実際のイメージはつかめません。現実にも、購入前にオプション品の追加や色変更など、途中で変更するケースが多いのです。
実際に使う場面を想定して確かめること、そして、最後まで妥協しないで選ぶこと。 そうすれば、いったん決めたものを変更することは まずなくなります。
悪質業者はここで見分ける! 施主支給会社・リフォーム会社・工務店・その他
大金をかけてリフォームや新築をするのですから、悪質な業者にひっかかることだけは 絶対に避けなければなりません。以下のポイントを念頭に、本当に信頼できる業者を見分けて下さい。
【施主支給会社】
クローズ的な、グレーな施主支給会社に要注意
これで見分ける!
頼れる施主支給会社を選ぶ6つのチェックポイント
1 スタジオやショールームといった相談スペースなど、 実店舗を持っているか
顔の見えないインターネットで高額な商品を購入するのは不安。 店舗を持たない、実体のない会社も混ざっています。安さに任せて乱売し、倒産する会社もあるのです! また、サポート、メンテナンス体制が整っていることが、 後々、たいへん重要になってきます。
2 メーカーのショールーム等で 商談会を開いた実績があるか
メーカーの信頼がなければ商談会は開けません。 また、メーカーとのタイアップでどれだけ多くのイベントを開催しているかということも、信頼の証になります。
3 施主支給の専門業務部署を持っているか
本業の片手間に施主支給を行っている会社は危険です。 見積り、購入、施工会社との調整、納品、 メンテナンスといった一連の業務をスムーズに行うことのできる、 経験豊富な会社を選びましょう。
4 建築業許可を持っているか
業務上、施工を伴うケースもかなりあるのですから、建築業免許を持たないモグリ業者には気をつけましょう。 免許をもっていることが基本条件となります。
個人業者ではなく、法人であるか
インターネット販売が主流になっている現在、個人で販売する業者も増えています。しかし、個人の場合、売りっ放しにされる危険があります。 高額商品なのですから、法人である方が望ましいのです。
つまり、ひとことで言うと…信頼と豊富な実績があり、施主支給に真剣な会社であるかどうかをご自身の目で納得できるまで確認することが悪徳業者にひっかからないポイントです。
【リフォーム会社・工務店・その他】
チラシやホームページのイメージをうのみにしない
これで見分ける!頼れる会社を選ぶ6つのチェックポイント
得意分野はなにか、専門分野はなにか
リフォーム会社にしても工務店にしても、会社ごとに得意分野、専門分野があります。自分の依頼内容に合っていないところに 頼んでしまっては、後悔してもしきれません。
実績があるか、資格のあるスタッフが どう関わってくれるか
実績は近所の評判を聞くとわかります。 あるいは、その会社の工事中の物件を見に行き、作業の様子を観察することでもある程度わかります。
会社訪問をしたか、社長の顔を知っているか
大金の契約なのに、社長の顔も知らないまま、あるいは会社を訪問もしないまま契約してしまったりするのでは不安です。評判と、自分自身の目で判断する慎重さが求められます。
どんな団体に加盟しているか
建築業の免許を持っていることはもちろんですが、国土交通省の下部団体である (財)住宅リフォーム紛争処理支援センターのリフォネット登録や、 その他各種リフォーム関連団体(入会審査の厳しいところ)に加盟しているかどうかもチェックしましょう。
建築会社(リフォーム会社・工務店)に 好印象を与えるヒミツわざ
●第一印象を大切に。最初の電話で名乗ること
だいたいの費用の目安が知りたいからと、建築会社に電話をかけるのはいけないことではありませんが、後のセールスがしつこくなるからと名前も言わずに電話を切るのは失礼な印象をあたえてしまいます。 最終的にその会社にまかせることになる場合もあるのですから、 きちんと名乗るか、それがいやなら、計画を詰め、会社について下調べしてから電話をかけるべきです。
●必要事項は正直に伝えること
リフォームや新築のプランニングや施工に必要なことがらについて、 建築会社からいろいろと質問されます。その際、見栄をはるなどして、嘘をついたり、事実をかくしたりするのはよくありません。 真実が発覚すれば、変更や追加が出ますし、結局、納得のいかない仕上がりになる可能性もあります。
●言われたことは面倒がらずに、着実にこなす
リフォームや新築にあたって、そろえるべき書類を指示されることや、入金日を指定される場面があります。 また、施主支給を利用する場合、建築会社やメーカーに確認すること、伝言することも多々あります。 それらを指示された場合に、決められた日時までにきちんとこなすこ ともたいへん重要です。
とくに施主支給の納品に関することは、 工事現場との調整を綿密に行わなければなりません。こまめに動けない人に施主支給はつらいかもしれません。
●わからないことをそのままにせず、わかるまで聞く
お金に関すること、指示されてやるべきことに関して わからないことがあったら、すぐに聞いて解決しておきます。
放置しておくと、工事が遅れるなどの弊害が出ます。 リフォーム・新築に関する専用のノートかファイルを用意して、すべて記録しておくとミスや漏れを防ぐことができます。